9月10月を振り返って
2012/10/31
猛暑の名残もおさまりきらない秋口に、阪急百貨店のお歳暮の青いギフトカタログの撮影で今年も日本のあちこちに行っていました。種子島や長野ではまだまだ日差の強い畑でおいしいお芋や人参を引かせてもらいました。いずれも人の手がよく入ったいい土でした。神戸・丹波篠山・京都・奈良・金沢・静岡・博多・新潟と各地に作り手の方を訪ねました。このカタログ40万部も発行されているんですって・・・。体にやさしい製品を作っていらっしゃる方たちのメッセージが全国の多くの方に伝わるといいですね。どの写真も思い切り笑っている私の顔、嬉しそうです。
阪急百貨店が7年の歳月をかけたリニューアルも一部を残していよいよ二期棟オープン。2000人の方たちが並んで待っておられる様子がテレビのニュースで流れていました。私は10月24日のプレオープンのご招待日にキッチンステージに立たせていただいたのですが、いやぁもう凄いです。子供の頃に感じたあのデパートのワクワクが全館あちこちにあふれています。11月21日のグランドオープンには仲良しの南光さんとトークショーがあります。また本店にも無料の『カラダにやさしいレシピ集』が置かれることになりました。併せて私がレシピ集の中でご紹介している商品が置かれている小さなコーナーもあります。ぜひ本店にも足を運んでくださいね。
ワクワクつながりの話題をもう一つ。あまから手帖・門上さんの還暦祝賀会があり、大阪のホテルに、関西の有名な料理人とシェフが腕をふるう31の屋台が集結し1200人分の料理が用意され、全国からご縁のある人が集まりました。収支残はキッチンカーの活動に寄付されるとか。年1000回の外食をこなされる門上さんは、まさに体を使って食べ続け、おいしい!を追求されています。当日は会場一杯に、食欲と笑顔のエネルギーがあふれ、みんなの見事な食べっぷりに、びっくりでした。
秋の味覚も楽しみました。神戸の中央卸売市場の『中央市場の料理教室』で市場のプロおすすめの旬の鮭ときのこを堪能しました。当日会場には50人程の人が集まり、料理を作りおいしく体験しました。『市場の料理教室』の代表石原さんの楽しい呼びかけに、私もつい誘われるのです。何故か”調理実習”と付くと人が集まりにくいと聞きます。こんな楽しい作業、私たちだけにとどめておくのはもったいない。同じ釜の飯・・・とはよく言ったもので食べ物には本来、人をつなぐ力があるのです。人は「お金持ち」というだけで豊かな老後を迎えられる訳ではありませんよ。私は年を取れば取るほど「友達持ち」が豊かだと思うんだけどなぁ。さぁ男性も女性も、キッチンから始まる友達の輪に乾杯!