白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操発スタジオ*トピックス

『パリのうふふ・・・を操さんに』に寄せて

2014/1/1 

新年から始まる新コーナー『パリのうふふ・・・を操さんに』では、パリに住む年下の友人とのメールの往復書簡を通して、パリの街を歩きながら「へぇ~そうなんだ」ワクワクする気分をおすそ分けして行こうと思います。
彼女の名前はひろみフォンテーヌさん。北海道出身の可愛い(実際とても54歳にはみえない)女性です。夫のジルさんとは14歳違いの大の仲良し夫婦。パリに住んで23年になります。
ひろみちゃんを紹介してくれたのは、布の花の作家で先ごろパリで個展をした佐藤悦枝さん。20年前のアパレルの世界でキャリアを積み。憧れのパリで生活を始めた若い日のひろみちゃんを知る女性です。
ひろみちゃんに簡単に私たちの出会いの経緯を紹介して・・・とメールでお願いしたらこんな返事が・・・。

『去年(2012年)9月末、パリのホテルで悦枝さんが操さんを紹介してくれました。
あの笑顔・・・、み~~んなをあったか~くつつんでくれそうなあの笑顔、参りました。
(後で聞いたらジルさんもそうだった。笑顔に言葉はいらない・・・ね)
会った時間は15分くらいだったと思うんだけれど、操さんのことが大好きになりました。
そして12月日本へ行った時、神戸のスタジオで晩ご飯をごちそうしてくれました。
おいしくて楽しくて感動のおもてなしでした。
今年の9月、パリのアパートに操さんを晩ご飯に招待する予定だったのに私たちの急な日本行きのために中止。
今度ぜひ来て下さいね。』

そんなわけで、2年前、悦ちゃんと一緒にジルさん、ひろみちゃんを招待し、友情は始まりました。ひろみちゃんは私がフランスの人々の暮らしに抱いていた小さな『謎』を次々と解決、その夜は「へぇ~」が満開のご飯大会になりました。
その時に持ってきてくださったオリーブオイルがあまりにおいしくて、普段そんなにオリーブ油に興味があったわけではないのだけど、かつおと昆布の和食にトマトのグルタミン酸が親戚のように寄り添い旨味を共有して間を取り持つのが、小さじ1杯の生オリーブオイルの力を実感。そのオリーブオイルはジルさんのお兄さんご夫婦がプロヴァンスモサンヌで作っておられる優れものでした。
特に今年は9月に私がパリに行ってフォンテーヌご夫婦とは一層仲良しに。
ジルさんが函館に住む最愛のお母さんを亡くされたばかりのひろみちゃんをやさしく包むその様子は愛にあふれています。日本の男性よ、言葉で表現できることがどれほど周りの空気を優しくすることでしょう。ウーム・・・。
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