白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

西宮阪急「食のミニセミナー」

2015.7.24 キリンビールマーケティング株式会社 神戸支店長 佐々木 泉さん

2015/7/29 

今回のゲストはキリンビールマーケティング株式会社の神戸支店長佐々木泉さん。飲み頃に冷えた「プレミアム一番搾り」をお持ちくださいました。「お昼から自分のためにビールを開けて飲む、そんな機会ってなかなかないでしょ?」と嬉しそうに語る白井。お客様もいつもよりにぎやかです。「一番搾り」の魅力はなんですか?の問いに「ビールは麦のおかゆを搾って作るんですが、普通は2回搾って両方使います。『一番搾り』はその名の通り、最初に搾ったおいしい麦汁のみを使った贅沢なビール。ビールは化学調味料を使用しない100パーセント自然な飲み物。麦のうまみを感じていただけたら嬉しいです」今回のプレミアムは吟味された原料と手間をかけた特別な製法でつくられたもの。「現在のところは残念ながらギフト用のびんと飲食店様向けの大樽のみの販売です。技術屋っぽくいうと、口をつける時のホップの華やかな香り、ビールらしい味わいが魅力。秋田の大雄産のホップの特長を活かしてコクとキレを両立させました」。
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「苦いビール」が主流の時代に、「キレ」に特化した新商品を他社が発売。その快進撃に王者の地位を脅かされた過去も。「新しい味のビールが売れて、ウチの売り上げが落ちていくんです。それはもう苦しかった」。「ラガービール」以降、そんな状況を打ち破るための新商品が次々発売されては消える、試行錯誤の中でたどり着いたのが「一番搾り」と振り返られます。「・・・で、お給料はどっちの会社の方がたくさんもらえるの?」「あはは!調べたことがないので分かりませんが、ウチの方がちょっと少ないのかなぁ。」「ふふ!こんな会話ができるのはビールの力があってこそ。ご飯を一緒に食べると人が近くなります。『昼から飲んでいいんですか』とか『とりあえずビール』とか」「最初に喉をうるおすのは、やっぱりビール。この仕事をしていると人生の大切な時間を過ごす誰かのそばにビールがあると、何より嬉しいですね。」。
会場からも質問がたくさん。季節にあったビールの楽しみ方は?「暑い季節は4~5℃で冷えたビールのおいしさを。寒い季節はより味わいの増す8~10℃で食べ物の旨みとともに味わって」。全国9工場が独自に限定醸造した「神戸づくり」の味の特長は?「兵庫の特産で酒米の最高峰『山田錦』を原料に加えました。作付の時から売り先が決まっているものなので、原料の手配が大変でした」。ビールに泡は大事なの?「泡はビールが空気に直接触れるのを防ぐフタです。泡が消えると気が抜けます。飲食店におすすめするのも8:2から7:3ぐらいで泡がある注ぎ方。グラスを斜めにして落差と角度で注ぎながらお好みの泡を作ってください」。ひとつひとつ「いい質問ですねぇ」と嬉しそうに笑顔で答える佐々木さん。おいしい飲み方のポイントを3つ教えていただきました。一つ、グラスはきれいに洗って自然乾燥を。特に脂汚れがあると泡がすぐ消えてしまうそう。二つ、グラスは素材や形が違うものを色々試して、自分をお気に入りを見つけて。三つ、相手は?料理は?シーンを楽しみながら、好きな仲間とおいしく食べて飲む、ビールはそのためにある。会場にも活気があふれていました。
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「プレミアム一番搾り」のお供、「大阪王」『焼き餃子』、「大寅」『アスパラベーコンの練り物』、銘菓コーナーから「さがえ食品」『やみつきしみかりせん』の3品も楽しい選択でした。                       (文:土田)

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