白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

パリのうふふ手帖

クリスマス・大晦日・エピファニー

2016/1/14 

ひろみさんはフランス人のご主人ジルさんと二人、パリに暮らす白井の友人。
フォンテーヌ家の奥様の目に映るパリの街・人・風をお伝えします。


みさをさ〜ん、こんにちは。 今回はフランスのクリスマスと大晦日の過ごし方のお話。
日本と逆でクリスマスは家族と、大晦日は友人とワイワイと。
クリスマスイヴは両親の家にみんな集まります。 一般的なごちそうは前菜にフォアグラか生ガキかスモークサーモン、 メインは詰め物をした丸ごとのシャポン(去勢した鶏)などの鶏系。 チーズを食べてデザートは伝統的なブッシュ ドゥ ノエル。 0時にプレゼントを開ける(子供たちもがんばって起きてる)。 25日のお昼も家族でごちそうを食べます(また食べるの?)。
そして、大晦日は友人たちが家に集まります。 ごちそうは、海の幸の盛り合わせが多いかな。 生ガキ、オマール海老、カニ、小海老、ツブ貝・・・などなど。 そして0時になったらおめでとうと言って頬っぺたにチュー。 シャンパーニュで乾杯して夜中までおしゃべりしたり踊ったり。 元旦は祭日だけど特別なことは何もなく静かな1日です。 年末のパーティーの疲れをとって2日からの仕事に備えます。
それとね、クリスマスツリーなんだけど、 どこでも1月の1週目くらいまで飾っています。 特別お正月の飾りがないのでね。 写真は近所のカフェとホテル。1月4日でまだこんな感じ。
16.1.07クリスマスお正月①
16.1.07クリスマスお正月②
そして今日は1月6日、エピファニーと言ってキリスト教のお祭りで、 そうです! ガレット・デ・ロワを食べる日です! フォンテーヌ家はこれ大好きで、どこのがおいしいか調べなくては・・・と言い訳しながら いろんなところで毎年何個も買ってしまいます(買うってことは食べるってことでもある)。 クリスマスが終ったら売り始めて1月末くらいまで続きます(本当は1月6日なのに・・・)。
16.1.07クリスマスお正月③
きのうアパートの管理人さんと上の階のマダムを招待したアペリティフに ガレット・デ・ロワ(近所のルノートルの)も出しちゃいました。 私に当たりは入ってなかった・・・・(涙)。 ルノートルって高級食材店でなんでもものすごぉ〜〜〜く高いんだけど、 これはすご〜〜く安いの! 近所のパン屋さんより安いの、なぜだろう? 七不思議。 だからフォンテーヌ家毎年ここで1度は買います。
そして、えっへん(なぜか威張ってる)、 今日はここの1番小さい(左端の1人用)のを半分こして食べました。 1人用なのでフェーヴ(当たり)は入ってない。 ここもご近所さんで日本人のケーキ屋さんです。 甘さ控えめでとってもおいしかったです! ではまたね~。
16.1.07クリスマスお正月④

プロフィール

ひろみ フォンテーヌ

1959年函館生まれ。文化服装学院卒業。東京にてモードの仕事をする。
1990年渡仏。パリ、ブリュッセル、ピサにて暮らす。
現在、フランス人の夫とパリ在住。旅行と料理が大好き。

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