パリの魚屋さん
2016/2/15
ひろみさんはフランス人のご主人ジルさんと二人、パリに暮らす白井の友人。
フォンテーヌ家の奥様の目に映るパリの街・人・風をお伝えします。
みさをさん、こんにちは。
今日はパリの魚屋さんのお話。
うちはいつも朝市で買うんだけど、魚がおいしい日本から来たフォンテーヌ家ヨメにはちょっとな〜って感じ。お刺身で食べたい魚にはまずお目にかかれない。 生前うちの母がパリに来たとき朝市の魚を見て「こんなの食べるの?」って。実家は函館の小さい漁港のすぐ近くだから無理もない・・・あっはっは。まぁフランスはどうしたってお肉の国だからね。
売り方は1匹そのまま(すずき、鯛、舌平目、鯖、鰯、イカなど)、
ぶつ切り(鮭、でっかい鱈など)、
半身の開きや切り身(鮭、鱈、カジキマグロ・・・)。
その他に茹でた海老や季節には帆立貝やムール貝も。
ムール貝は1リットル単位で(1リットルの入れ物があってそれに山盛り入れてくれる)。
9月〜4月にはカキ専門のスタンドが出ます。殻付きです(毎週のように買ってしまう)。
ノルマンディーの漁師さんの生のカニ、オマール海老、ツブ貝のスタンドもうちのお気に入りです。
家庭での調理方法はオーブンで野菜と一緒に焼いてオリーヴオイルと塩とレモンで。
それかフライパンでムニエルが多いと思います。
魚焼き器なんかないし、揚げ物もしない・・・。
日本はいろんな調理方法があって、断然おいしい!と断言できます。
じゃあまたね。
プロフィール
ひろみ フォンテーヌ
1959年函館生まれ。文化服装学院卒業。東京にてモードの仕事をする。
1990年渡仏。パリ、ブリュッセル、ピサにて暮らす。
現在、フランス人の夫とパリ在住。旅行と料理が大好き。