パリのカフェの楽しみ方
2016/3/19
ひろみさんはフランス人のご主人ジルさんと二人、パリに暮らす白井の友人。
フォンテーヌ家の奥様の目に映るパリの街・人・風をお伝えします。
今日はパリのカフェのお話。
みさをさんの質問「オープンカフェって暑いとき、寒いときどうするの?」にお答えします。
暑いときは何もしません!
寒いときはテラスをぐるっとガラス板や厚いビニールで囲います。
屋根の部分は布の日除けを使用。
そして上に暖房をつけます。(頭だけやたらと暑いです)
テラスに座る人が多いのは、カフェの中は禁煙だから。(フランスの決まり)
テラスもぴっちり、しっかり囲って密閉しちゃうと禁煙になるので少しだけ隙間をつけて囲ってる。
私たちはタバコが苦手なので冬はもっぱら中に座ります。
だいたいみんな家の近くに行きつけのカフェがあって、
朝や午後に顔を出してカウンターでカフェを一杯のんでお店の人とおしゃべりします。
うちの2軒となりにカフェがあるので私たちもほとんど毎日行ってしまいます。
パリで普通にカフェを注文するとエスプレッソが出て来ます。
お値段はカウンターだと1,2ユーロくらい。
テーブル席に座るとだいたい2倍になります。
夕方はワインや生ビール(1年中ある)をアペリティフに一杯ぐいっと。
ピーナツやオリーブやポテトチップスなんかがおまけで付いてきます。
昼夜と食事もできる。
うちの隣のカフェにはいいコックさんがいるのでおいしいご飯が食べれます。
歩いて10分くらいの所にもよく行くカフェがあるんだけれど、
ここのアフリカ出身のギャルソン(給仕してくれる人)がもうね、と〜〜っても親切でね、
私たちは彼にこんにちはを言いに行くようなものです。
日本ではしないけれどこっちではサービスが気に入ったらチップを置きます。
気持ちなので金額は決まっていないけれど・・・。
テラスに座って道行く人を眺めるのはとっても楽しい。
カフェはパリに(パリだけじゃないな)なくてはならないものです!
ではではまた。
プロフィール
ひろみ フォンテーヌ
1959年函館生まれ。文化服装学院卒業。東京にてモードの仕事をする。
1990年渡仏。パリ、ブリュッセル、ピサにて暮らす。
現在、フランス人の夫とパリ在住。旅行と料理が大好き。