第2回 「男のランチ」
2014/10/30
第2回 「男のランチ」
「ランチにいくと女性同士のグループがほとんどでしょ?おじさんたちはどこでなにしてるのかなぁ?」
「おじさんに限らず男性はランチの”場”にいないだけだと思いますよ。女性とは違った形で、出かけたり楽しんだりしてるんじゃないですか。」
「ふ~ん、どんな風に?」
「感覚的なものかもしれませんが、男性の楽しみはひとりでもできることや、ひとりで追求すること多い気がします。例えば魚釣りの場合、数名で出かけていきますが、目的の魚釣りは、それはひとりでもいいこと。できることですよね。」
「ほぅ、分かる気もする・・・。」
「けど、女性のランチというのは、『会っておしゃべりする。』や『店の食事・雰囲気をいっしょに楽しむ。』というような”何かを共有する”のが本当の目的の場合が多いんじゃないですか。僕にはそう見えますけど・・・。」
「そうそう、おいしいね~とか、わぁ素敵~とか、いいながら食事するのが楽しいもん」
「女性も男性もみんなで食事にいったり、どこかにでかけたりしますけど、同じことをしているように見えても、根本の目的は違うんじゃないでしょうか。だから目立たないだけで、ランチの時に見回したら、ひとりランチの男性がいるかもしれませんよ。」
「なるほど。君、若いのにするどいね」