白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

料理してみよう!お父さんの台所塾

チャーハン

チャーハンは得意!という声もよく耳にします。そんな方もこの夏は、このチャーハンにチャレンジ。簡単に本格的な味が作れます。ちょっとしたコツも一緒にマスターしましょう。

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材料(2人分)

ゆでたけのこ
40g
焼豚
60g
人参
60g
干し椎茸
2枚
土生姜
1片
にんにく
1片
青ネギ
1~2本
1個
冷ご飯
山盛り2カップ
ごま油
適量
しょうゆ
適量
適量
作り方
1.
たけのこ、焼豚、人参、戻した椎茸は粗みじん切りにする。にんにく、しょうがはみじん切りに、青ネギは小口切りにする。

ここがポイント
干椎茸は早めに水に浸けておきます。冷蔵庫で一晩じっくり戻すと美味しい。
干椎茸と生椎茸では、チャーハンの仕上がりの味が全く違います。戻した後の水は「だし」として活用しましょう。
2.
手に水少々をつけ、ご飯を良くほぐす。

ここがポイント
ご飯は先に塊をほぐしバットや皿に広げておくと、炒めやすい。
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3.
中華なべ、又はフッ素樹脂加工のフライパンを火にかけ、しっかり温めてから、ごま油大さじ1強を入れ、鍋肌になじませる。強火でにんにくと生姜を炒める。手早く炒めて香りを出し、焦げないうちに1個分の溶き卵を入れて、鍋全体に広げるように 混ぜ、粗い炒り卵を作り、別皿に取り出す。

ここがポイント
途中で慌てない様、炒め始める前に、調味料、刻んだ具はコンロの周辺に用意しておきましょう。一気に仕上げた方が美味しい。鍋を温めてから、ごま油を入れ全体に馴染ませます。にんにく、生姜は焦げやすいので注意。応急処置として、焦げそうになったら鍋底を冷やす用意をしておくとよい。
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<ガス調理の場合>
鉄の中華鍋は外側だけでなく内側にもガス火をかざししっかり温めます。
※フッ素樹脂加工している中華鍋やフライパンは内側を焼いては駄目。
<IH調理の場合>
フッ素樹脂加工の深めのフライパンを軽く温めてから使います。調理器から話して煽れないので、木ベラで切るようにして炒めましょう。ヘラは加工面を炒めない木ベラを使用する。※金属ヘラは×
炒り卵は多めの油で作ります。これがご飯をパラパラにするポイント!
4.
再びごま油大さじ1をなじませ、1.の材料を火の通りにくい順に加えて(青ネギは白い部分のみ)強火で炒め、塩小さじ1/2を加える。

ここがポイント
具は、火の通りにくい、固いものから順に炒めます。
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5.
(IHの場合)ご飯を加えて具と炒め合わせ、卵を戻してよく馴染ませ、長めの木じゃくしでご飯を切るようにして、ご飯の塊をほぐしながら、全体がパラパラになるようよく炒め、青ネギを加える。
(ガス火の場合)具にご飯を加えて、玉じゃくしでご飯を鍋肌に押し付けるように塊をつぶしながら炒める。炒り卵を加え、あおるようにして全体に混ぜ、ご飯がパラパラになったら青ネギ加える。

ここがポイント
慣れないうちは、4人分一度に作るとべたつきやすいので、2人分ずつ作った方が上手くいきます。ご飯は十分に温めたフライパンで焼きつけるように炒めて水分を飛ばし、多めの油を含んだ炒り卵を加えると、ご飯にも油がまわりべたつかず、炒めながら何度も油を加える必要がありません。
また、ご飯を炒める時、鍋底に焦げがあると水分を飛ばすことが出来ず上手に炒められないので焦げは取り除いておきます。
上手く鍋をあおれなくても、小まめに手を動かし切るように混ぜるようにするとよい。
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6.
火を止め、しょうゆ小さじ1を鍋肌に沿わせて入れ、塩少々で味を整える。

ここがポイント
最後、しょうゆを加える前に必ず味をみて塩を調節しましょう。パイナップルを縦半分に切って中身をくり抜いた中にチャーハンを盛りつけるとトロピカル風な仕上がりに。タイ風のピリ辛ソースや、香辛料を加えるとエスニックな仕上がりにも。
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