「カラダにやさしいレシピ集」料理セミナー
2013/9/13
阪急阪神百貨店各店で無料配布されている「カラダにやさしいレシピ集」。今回は9月初旬に発行された秋号のレシピから白井の料理セミナーです。
「撮影はいつも2日に分けて行っています。料理の写真だけでなく作るプロセスの写真も撮るので毎回800カットぐらい、今回は多くなって1024カットも撮りました。レシピを手にされた方にうまく伝えるためには・・・とカメラマンさん、ライターさん、デザイナーさん、スタイリストさんと相談し、仕上がりを考えながら、毎回最終電車のぎりぎりまでの作業です。立ちっぱなしで大変なのに大きな声を出す人もなく、和やかでみんな笑顔の楽しい現場なんですよ。」。
秋のレシピ集「新米の季節」からは二品をご紹介。『鶏ごぼうの混ぜごはんの具』は手軽に作れて、のせてよし、混ぜてよしのご飯の友。今回は混ぜごはんにして、やまつ辻田さんの山椒で色と香りをプラス。「百貨店の売り場で感じるのは、調味料ひとつでもたくさんの中から選べる品揃えの良さ。例えば本物のわさびに紅タデ、芽じそなど刺身のツマ。揃えておくのは大変だろうなぁと思うと同時に百貨店のプライドのようなものを感じます。百貨店のメッセージを受け止めて欲しいと思います。」
『電子レンジで黒豆おこわ』は少量を簡単に作れるレシピ。おめでたい気持ちを食卓で表現したいとき、小豆ばかりでなく、梅干の力でご飯がピンクに染まる黒豆で作ります。梅の風味でさっぱりとした味わいに。
「直営の魚売り場は阪急百貨店のお宝。西宮阪急でも一番人気です。そこをお伝えたくて毎回レシピ集にも季節の魚を取り上げています。今日は太刀魚を。おいしいけれど小骨が気になりますよね。」とレシピ集「秋の魚」の表紙の写真にもある、背びれの骨の抜き方を実演。また5枚に下ろせば、レシピがぐっと広がる太刀魚。試食はセミナー用のオリジナルレシピ、塩をしてハーブ酢で締めて、オリーブ油を加えたマリネを。「食材を知ることで料理は楽しくなります。レシピ集を手に売り場を回っておられる方もいらっしゃいます。実際にここで紹介している食材はすべて阪急百貨店で買えるものばかり。多くの方にこのレシピ集を通して料理の楽しさをお伝えできればと、みんなで頑張っているんですよ。」
西宮阪急のミニセミナーの良さは、お客様との距離の近さ。毎回お招きするゲストの多くの方がそのことに感動されます。「アンケートに書いてくださることも全部読ませていただいて、そこからまた力をもらっているんですよ。」お陰様で毎回たくさんの申し込みをいただき、セミナーには抽選に当選された方しかご参加いただけませんが、抽選にはずれた方にもセミナーの様子をお伝えしたいと、このレポートでご報告を。ここに集うたくさんの温かな思いが、セミナーの豊かな雰囲気を作り上げています。(文:土田)