「川柳で暮らしに心遊びを」開催しました。
2014/3/29
桜には少し早い3月29日、住吉山手のスタジオで楽しむ川柳の会を開催しました。講師は川柳作家の大西泰世先生。NHKラジオ「関西ラジオほっとタイム」の人気コーナー「ぼやき川柳」にも出演されています。
今回集まったのは川柳の初心者ばかり。川柳と俳句との違いや、川柳の由来、に始まり、江戸時代の古川柳には250年前のものと思えないほど共感して泣いたり笑ったり。「古川柳には作者名がありません。誰が作ったかではなく何を言ってくれたかが大切だったんですよ」と大西先生。作家さん達が詠まれた「食」にまつわる川柳もご紹介してくださいました。料理を作ったり食べたりする日常にも、様々な感情が表現されていて、解釈で色んな意見が出ると「作家の手を離れたら、読み手が自由に感じて想像して解釈すればいいんですよ」とアドバイスを。
川柳の世界がぐんと身近になったところで、自作の川柳を先生に講評していただきました。少し言葉を言い換えてリズムを整えたり、間接的な表現に変えて内容に奥行きを持たせたりと、先生の添削を受けながら、川柳に込めた思いをみんなで分かち合う和やかで楽しい時間になりました。「生徒さんには80代90代の方がたくさん。その年齢だからこそ見える景色も。川柳はいくつからでも楽しめますよ」。最初はビクビク足を踏み入れた16名は、終始笑いが絶えない中で川柳の楽しさを心から味わいました。