第1回「始まりはのどくろ」
2014/9/5
毎日の暮らしの中でちょっと気になったあれこれについて、若い人はどんな風に感じているの?大人の思いと若者の気持ちは違うの?そんな白井の小さな疑問に答えてくださる若者代表は森本達平さん。桂南光さんの次男さんで「イマドキの若者も捨てたもんじゃない」と白井をうならせる感性の持ち主です。
第1回 「始まりはのどくろ」
「達平君!今日はスタジオへようこそ。久しぶりやね。取り寄せたのどくろの一夜干しが今日ちょうど届いたの」
「わぁ、これってすごく高いんですよね」
「よく知ってるね。この間ロケでこれを作っているところに行ってきたのよ。とれたての魚をさばく手際の良い作業とチームワークが見ていて気持ち良かった。日本人の加工や熟成の技術は本当にすばらしいと感動したのよ。日本のおいしさを若い人にも知って欲しいな、伝えたいなと思った。」
「日本のおいしいものは、中国の富裕層や一部の日本人、団塊の世代とかお金持ちとかのものになっていると思います。僕たちは自分のお金ではなかなか食べるチャンスがないです。」
「美味しいものが大好きなお父さんがいてよかったね」
「昔から父は色んなところへ連れていってくれました。子供なので何を聞いてもお店の人が教えてくれて・・・。けどファーストフードも普通に食べますよ。海外から帰ってくると同じようなファーストフード店でも日本の方が断然おいしい。それは日本人向けの味という意味ではなく、食において日本は全体的にアベレージが高いというか、安い食べ物でもちゃんとしているなぁと。」
「ふ~ん、ファーストフードからも日本を感じるのね。面白いね。ねぇ達平君、今のこんなやりとりのようなことをHPに載せましょうか。いいかなぁ~?」
・・・こんな何気ないきっかけで始まった新コーナー。二人のやり取りから「食」をテーマに世代を超えた小さな希望をお届けします。