第44話 コスモスは秋の花?
秋桜と書いてコスモスと読むことは、百恵ちゃん世代なら誰でも知っているんだけど、みんなは知ってたかな?
みんなは、コスモスって言えば秋の花って言うイメージがあるよね。えっ、初夏の花じゃないのかって!? 確かに最近は、初夏や盛夏に咲いているコスモスもよく見かけるね。でも、やっぱりコスモスには秋空がお似合いだよね。
さて、コスモスは中南米原産の一年草で、本来は春に種が発芽して夏の間に大きく成長し、秋に花をつけて、晩秋には枯れてしまうという生活サイクルを持っているんだぞ。じゃあ、どうして夏じゃなくて秋に花が咲くのかって?
では、種明かしをしてみようか。地球上の赤道付近は一年中暖かい気候で熱帯と呼ばれている地域だけど、そこは昼と夜の長さも一年中ほとんど変わらないんだよね。でも、日本のような温帯地域では、夏には昼が長くなり、冬には夜が長くなるのが当たり前で、だから季節感があるんだよね。

ヒガンバナもそうなんだけど、球根類というのは、一年のうちに高温や低温、極端に乾燥する期間があるなど、植物が生育するのに相応しくない期間をじっと耐えるために、地下に球根という養水分を貯蔵するための組織をつくることで、他の植物が生育できないようなところでも生きていくことができるんだ。これが球根類が他の植物との熾烈な生存競争を勝ち残っていくための生き残り戦略なんだぞ。 
