白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

西宮阪急「食のミニセミナー」

NHK「きょうの料理」ディレクター 長村大介さん NHK出版「きょうの料理」テキスト編集部 上杉幸大さん をお迎えして

2013/10/11 

359nishi-garden「きょうの料理」ディレクターの長村大介さん、テキスト編集部の上杉幸大さんが今回のゲスト。「里芋」をテーマに8日に放送された「きょうの料理」を担当してくださいました。「男性も楽しく料理される方が増えてきました。初めての年の近い若い男性同士の担当ということもあり、お話をお聞きしたくて、東京から上杉さんにも来ていただきました。」と白井からご紹介。
「きょうの料理」の制作は、各ディレクターが(取材の上)考案した番組提案書が約4か月前に採択されることから始まるそう。「今は3月のことを考えていて、どのようなテーマにするか、どなたに講師をお願いするか、日々頭を悩ませています。」と長村さん。「テキストの撮影は放送の3ヶ月前、放送・紙面を考えての撮影です。」と上杉さん。
里芋のぬめりを取る場合、取らない場合にレシピを分けたのが今回の目玉。「皮をむいて塩でもんで、昔からのやり方はぬめりを取ることで、里芋に味が入りやすくなります。最近はぬめりの素、ムチンが体にいいと言われるようになって、栄養をまるごといただくレシピも多くなりました。」テキストの中から放送で紹介できなかったレシピを今回の実演と試食に。皮をむきゆでた里芋をめんつゆに浸して冷凍し、しっかり味をしみ込ませた「めんつゆ里芋」を使った「里芋ご飯」、柔らかく潰れた里芋がごはんに溶け込む食感を楽しい仕上がり。ぬめりを残しミルクでじっくり煮詰める「里芋のミルク煮」。洋食の付け合せにも使えます。これをベースに簡単に作れる「里芋のミルクグラタン」には、今がおいしい鮭を合わせて。
放送するレシピは全部自分で作ってみるという長村さん。「その時の講師の方が話されるスピードを想像しながら、時間内に収まるように調整し、台本を書きます。」今回スタジオでのロケを多く交えたのは、限られた時間の中に、紹介するレシピやスタジオの雰囲気をできるだけ盛り込み、白井の思いとともに丸ごと伝えたいとのお気持ちがあったそう。「料理は暮らしを楽しくしていくこと。仕事を通して私が出会う楽しいことやありがとうのおすそ分けがしたいと日々願っているんです。」と白井も笑顔で。
「若い人は作るより買うという傾向がありますが…」と上杉さん。「若い人がふと料理をしてみようかな…と手に取ってもらえるような紙面を目指して、知恵を絞っています。作ったよ、と言葉をもらうと嬉しくて。とても励みになります。」長村さんも「料理は押し付けでなく、日々口にすることで心を形成する力があると思っています。放送したものがどのようなシチュエーションで食べられたのかが、いつも気になりますね。」と仕事への思いを。
「きょうの料理」は、新しい料理のコツやアイディアを伝えるだけでなく、手から手へ伝えられてきた日本の食文化を、次に伝えることも大切にしていますと口を揃えるお二人。お客様のアンケートにも「『きょうの料理』をより身近に感じました」との言葉が多く見られました。「きょうの料理」はいままでもこれからも、日本の食卓を支えてくれる大きな存在であることを改めて感じたひとときでした。
試食には大豆をまるごと使った「おっとうふ」の林孝太郎造酢の3種のポン酢がけを添えました。(文:土田)

「カラダにやさしいレシピ集」料理セミナー

2013/9/13 

353nishi-garden阪急阪神百貨店各店で無料配布されている「カラダにやさしいレシピ集」。今回は9月初旬に発行された秋号のレシピから白井の料理セミナーです。
「撮影はいつも2日に分けて行っています。料理の写真だけでなく作るプロセスの写真も撮るので毎回800カットぐらい、今回は多くなって1024カットも撮りました。レシピを手にされた方にうまく伝えるためには・・・とカメラマンさん、ライターさん、デザイナーさん、スタイリストさんと相談し、仕上がりを考えながら、毎回最終電車のぎりぎりまでの作業です。立ちっぱなしで大変なのに大きな声を出す人もなく、和やかでみんな笑顔の楽しい現場なんですよ。」。
秋のレシピ集「新米の季節」からは二品をご紹介。『鶏ごぼうの混ぜごはんの具』は手軽に作れて、のせてよし、混ぜてよしのご飯の友。今回は混ぜごはんにして、やまつ辻田さんの山椒で色と香りをプラス。「百貨店の売り場で感じるのは、調味料ひとつでもたくさんの中から選べる品揃えの良さ。例えば本物のわさびに紅タデ、芽じそなど刺身のツマ。揃えておくのは大変だろうなぁと思うと同時に百貨店のプライドのようなものを感じます。百貨店のメッセージを受け止めて欲しいと思います。」
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中出農園 中出明代さん、達也さん、有香さんをお迎えして

2013/8/23 

349nishi-garden泉州・貝塚の地で三代に渡り水なすを作られる中出農園さん。水なすの糠漬けは青いギフトカタログの人気商品。ご家族が役割を分担して農園を支える毎日は、先日TVの「THE!鉄腕!ダッシュ」でも全国に紹介されたばかりです。
「今日も朝4時から水なすを収穫してきました。」明代さんが中出家に嫁がれたのは30年前、「その頃はまだ水なすを出荷するだけでしたが、いつかはウチで育った水なすで漬物も作りたいと思っていました。」その思いが叶ったのは、5年前。「別の道をと考えた時期もありましたが、家族の働く姿を見て変わってきました」母・明代さんから「漬物やらへんか?」と誘われ、家業を手伝う気持ちを固めた次男の達也さん。試作を重ね誕生した、畑で採れたての水なすを使ったぬか漬けは大好評。「添加物を使わず、そのままでも食べられる新鮮な糠床を使われているんですよね。」と白井。「糠臭さや酸味が苦手な方にも食べていただけるように、工夫を重ねるうち、作りたてなら大丈夫とわかりました。厳選した材料を使い、毎日新しい糠床を作って、朝収穫した水なすを3時間以内に漬け込みます。1日目は果物の感覚で、2日目3日目とお好みの漬け具合を楽しんでいただけます。」最高Aランクの水なすだけを手早く糠漬けに。漬物屋で働いた経験のある長女の有香さんも大きな戦力として加わり、おじいちゃん、お父さんと大切に受け継がれた畑で、主に長男の庸介さんが手のかかる水なす栽培の責任者、次男の達也さんが漬物とそれぞれが持ち場で全力を尽くされています。
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