白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

西宮阪急「食のミニセミナー」

「魔法のレストラン」チーフディレクター 平井直人さんをお迎えして

2013/8/9 

348nishi-garden関西ではおなじみのグルメ番組「水野真紀の魔法のレストラン」。チーフディレクター平井直人さんが今回のゲストに。毎回身近にあるおいしいお店がたくさん紹介されますが、番組開始から13年間、平井さんの「ネットを捨てよ。街に出よう。」の掛け声の下、番組スタッフの方々はネットや雑誌の情報に頼らず、自ら味や居心地を取材して紹介することを続けてこられたそう。
水野真紀さんは服部先生の学校で学び調理師免許を持つ、食べるのも料理をするのも大好きな方。「それでも一日に何軒もお店で食べる収録は大変ですよね。」「大体1日で3~12軒のお店を回ります。店数が多くすべてを完食するのが無理な時は、お店の方にスタッフが事情をお話して、全部を食べないときもありますが、出演者の方も出来るだけ食べようと頑張ってくださいます。」
菊乃井の村田さんの監修で天然の素材から作られた『万能だし』など番組から生まれたオリジナル調味料もいろいろあってここ西宮阪急でも販売されています。村田さんをはじめ料理界の先頭を走っておられる方のお話に。「村田先生は過激な発言をされびっくりすることがありますが、もともとは気配りや優しい心根から発しておられて大事な本音を伝えようとしておられますね。」と白井。「はい、日本料理の伝承と発展を心から願っておられて、そのために大変なことでも引き受けられる姿に敬服します。日本料理の世界無形遺産登録も京懐石だけではなくうどんやカレーライスといった和食全般としての登録を目指し、中心になって推進されていますね。」。印象に残った方はと尋ねられ「ミシュラン三ツ星の「数寄屋橋次郎」の小野次郎さん。手は道具、シミだらけの手ではおいしく見えないと、通勤時は常に白い手袋を付けられます。手を見せていただくと80歳を超えるとは思えない白い美しい手をしておられました。」一流の仕事をされる方の心に触れたエピソードを。
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川柳作家 大西泰世先生をお迎えして

2013/7/26 

346nishi-gardenNHKラジオ「関西ラジオほっとタイム」ぼやき川柳のコーナーを担当されている大西泰世先生は二回目のご登場です。「昔は今よりもっと日常的に『女房の妬くほど亭主もてもせず』と川柳を交えてやんわりなだめる会話がありました。川柳が身近に当たり前に使われていたんです。心情をオブラートに包んで笑いに変える、川柳にはそんな力があると思います。『孝行をしたい時分に親はなし』これも川柳なんですよ。人間関係が豊かですよね。」
前回のセミナーの参加者に書いていただいた川柳を大西先生が紹介しながら次々読み上げては、即興でアドバイス。「5・7・5を守るとリズム良く伝わりますよ」「川柳は基本は口語調で」「語順を前後入れ替えるとより良くなりますね」「一文字変えるだけで・・・」とポイントを解説しながらより川柳らしい句にアレンジしてくださいます。そのスピードは毎週全国から約2000通以上の川柳が届き、全てに目を通されるラジオの人気コーナーを長年担当される先生ならでは。笑いを交えながら楽しく講評していただきました。「その時その時の気持ちを五七五で表現することで、自分をちょっと冷静に見られたり、重い気分がふっと軽くなったりします。川柳で日記をつけるのもオススメですよ。」と笑顔で。
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神戸大学大学院教授 坂本憲広先生をお迎えして

2013/7/12 

342nishi-garden今回のゲストは神戸大学大学院教授の坂本憲広先生。「科学は大きく分けて基礎・応用・評価の三つの分野があり、私は評価科学、中でも医学・薬品・食品といった分野で一般に有用とされていることがどの程度有効なものかを評価することが専門です。」カロリーオフ飲料や抗インフルエンザウイルス薬の例を挙げられ「カロリーオフということに慢心して、食事自体に気をつけなくなるという調査結果もあります。抗インフルエンザウイルス薬の添付文書にある臨床試験の結果は、薬を飲んだ場合、発熱期間が23時間短くなるという内容です。一定の効果はあると言えますが、詳しいデータのことがわからない一般の方は、印象と実際のデータとは違うと感じることも」消費者はどのようなデータも冷静に受け止めるのが大切とおっしゃいます。
「我々の身体は親から子へと受け継がれるゲノム(遺伝子)だけではなく、腸内細菌の影響を大きく受けます。医学や薬について考えるときには血圧をさげれば血管の負担が減るというような機械的なレベルでは解決しないことが多いんです。」中でも外界との最前線を受け持つのは腸内細菌だそう。「腸内細菌が好むのはどんな食べ物ですか?」と白井。「発酵食品ですね。夏はさっぱりしたものが好まれ食事が単調になりがちですが、食べ物によって活発になる腸内細菌が違いますから、色んなものをバランスよく食べて元気な腸内細菌の種類を増やすことが大切です。」と夏バテへのアドバイスを。病気などで特定の栄養素が必要になる場合を除き、健康維持のためにはサプリメントより食べ物で栄養を摂ることが大切とも。「例えばビタミンEだけよりはそれを含む食べ物を食べることでビタミンE以外の栄養素も摂れ、喜ぶ腸内細菌の種類が増えるということです。細菌からすると人の身体は棲家のようなもの。バランスよく食べることは多様な腸内細菌が活性化するチャンスが増えること。それだけ免疫力が上がります」。
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