白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

料理してみよう!お父さんの台所塾

おかゆと梅おかかみそ

おかゆが炊ければ、家族の体調が悪いとき、力になる存在になれますよ。今回は深鍋での炊き方です。土鍋でも同じ方法でおいしく炊けますが、土鍋の底をぬらさないようにご注意くださいね。土鍋が割れる原因になります。

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材料(2人分)

・五分がゆ
1/2カップ
5カップ
・梅おかかみそ
梅干し
3個
みそ
大さじ1
かつお節
カップ1/2
五分がゆの作り方
1.
米は炊く1時間以上前にとぐ。とぎ方は、米をザルに入れ、きれいな水を張ったボウルにザルごと浸けてザッとかき混ぜ、すぐにザルを引き上げて水を捨てる。水を入れないまま、指の背でやさしく擦るようにして米をとぐ。(たくさんの米をとぐ時は、手のひらに米をのせ両手をすり合わせるようにしてやさしくとぐ。)水をたっぷり注いでざっと混ぜ、ザルを引き上げて水を捨てる。3回ほど水を取り替える。(水が澄みきるまで繰り返す必要はない。)
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ここがポイント
<お米の最新情報>
・スーパーなど店頭で売られているお米は精米の技術の向上により、ほとんど糠分が取れていますので、水を換える回数は少なくして、旨味を流さないようにさっと洗い流す程度にしましょう。・柔らかいお米を好まれるようになったため、強く研ぐとつぶれやすいお米になっています。力を入れず手のひらでやさしく研ぎましょう。
2.
米の水気をしっかり切り、鍋に入れる。分量の水を張り、1時間以上水に浸しておく。
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ここがポイント
・洗米後、ザルにあげておくとひび割れにつながります。必ず水に浸けた状態で吸水させましょう。
3.
ふたをして中火強にかけ、ふたの穴から蒸気が出て沸騰したら、すぐ極弱火(ほたる火)にし、吹きこぼれないように注意しながら、約50分間煮る。途中、かき混ぜない。混ぜるとのりのようになり、サラリと仕上がらない。
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ここがポイント
・水量は鍋の7分目まで。それ以上だと吹きこぼれ旨味と栄養のおねばが流れてしまいます。
・厚手の深鍋で炊くときは、ふたがカタカタと鳴って白く小さな泡が吹き始めたら沸騰した合図。
噴きこぼさないように沸騰の合図をよく見て、すぐに火を弱めましょう。・もち網をコンロと鍋の間に挟み弱火にすると、火のあたりがやわらかく極弱火になります。
4.
炊き上がったら約5分間、ふたをしたままおいて蒸らす。
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ここがポイント
・途中焦げてくる場合はしゃもじで米粒をつぶさないようにしゃもじでゆっくり底を掻くようにして混ぜますが、かき混ぜ過ぎないようにしましょう。
梅おかかみその作り方
1.
梅干しは種を取ってフォークなどでつぶし、みそを混ぜ合わせ、かつお節もほぐして加える。
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ここがポイント
・梅干の皮はキッチンバサミや包丁で細かくきっておくと、滑らかに仕上がります。
・味噌は塩分により量を加減しましょう。

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