白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

料理してみよう!お父さんの台所塾

めかぶ丼

春は海藻の美味しい季節。この時期魚屋さんの店先に並ぶ茶色い生めかぶをみつけたら是非海からの春の便りを味わって。
この味・香り・歯ごたえは生が出まわる旬の今だけのものです。シンプルなレシピで楽しみましょう。

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材料(4人分)

めかぶ(生)
200g
卵(新鮮なもの)
2個
醤油
大さじ1
かつお節
ひとつかみ
ご飯
茶碗4杯
作り方
1.
02mizuaraiめかぶはさっと水で洗って、熱湯に通し、ザルに上げて水気をきり、フードプロセッサーにかける。(なければ包丁で細かくきざむ)



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熱湯にくぐらせた瞬間、茶色から鮮やかな緑に。生わかめでも同じです。
鮮度がおちると湯がいても茶色のままです。



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細かく刻むと粘りが出ます。
なめらかな食感を好む方は茎の部分をはさみなどで取り除いてください。
フードプロセッサーを使うとあっという間に刻んでくれます。



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包丁で刻む時はぬるぬるするのである程度小さくなったら、まな板をとんとんたたくように刻むのがコツ。両手に包丁を持ち交互にとんとんたたくスピードアップの荒技もあります(周囲によく注意して)。まな板が動かないよう下にぬれふきんを敷くのをお忘れなく。

 

ここがポイント
めかぶを選ぶときは茎の部分よりフリルの部分が大きく多いものを。 ねばりが良くでます。
2.
卵を加えて混ぜ合わせ、醤油で味をととのえかつお節を混ぜる。

ここがポイントボウルからきれいにかき集めるにはゴムベラが便利です。
卵を割るとき、念のため別の器に割ってから合わせましょう。生で食べるので鮮度の良いものを選びましょう。

3.
器にご飯を盛り2をたっぷりかける。(お好みでかつお節を飾ってもよい)

ここがポイント
の仕上がりから逆算してご飯の準備をしておきましょう。

『めかぶとわかめのあれこれ』
乾燥わかめ・塩蔵わかめ・パック入りのきざみめかぶ、色んな姿でお店に並ぶわかめ。もとはこんなに大きな海草です。
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本来、わかめは一年草。冷たい冬の海に育まれ、春から夏にかけて収穫されます。若い春のわかめはとても柔らかでおいしいんです。
コレステロールを下げるアルギン酸を豊富に含み、食物繊維も取れる低カロリーで体にやさしい食材といわれています。たくさん食べて旬の力をもらいましょう。
めかぶはわかめの根っこにある成長点。わかめよりぬめりが強い分、栄養もたっぷりです。きざんだめかぶはねばねば物と好相性。長いもや納豆などにも良く合います。
(写真協力:阪急キッチンエール)

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