白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操発スタジオ*トピックス

「サービスエリア地産地消メニューコンテスト」 

2010/12/13 

今年は料理コンテストの審査のお仕事が多い年でした。巻き寿司や地域の野菜を使ったものなど皆さんの工夫をみせていただいたのですが、中でも近畿圏のサービスエリアのレストランで地元の食材を使ったメニューコンテストの審査が印象に残っています。近頃のサービスエリアは競って趣向をこらし、緑豊かなドッグラン、ホテルと間違いそうな豪華なトイレや、観覧車、小洒落たレストランなど、車の旅の新しい楽しみのひとつになってきました。お客様に興味をもっていただけるようレストランが地域色を出し地元食材を使用する地産地消の動きが活発になってもきています。
決勝に残ったのは7つのメニュー。予選の審査はそのメニューの売上数が大きく影響するため、メニューの質だけでなく、人気も問われる厳しい内容。そんな予選を勝ち抜いてきただけのことはあって、メニューはどれもレベルの高いものばかり。レストランごとに知恵を絞り、工夫を重ねた成果がどのメニューからも伝わりますが、審査に際しては、麺類や特に出来たてが美味しいものは少し不利になってしまうのが残念です。グランプリは西紀SAの「丹波産野菜のあったかポトフ」。準グランプリは岸和田SAの「泉州煮穴子とアサリ飯の丼御膳」。メニューの名前を聞いただけで、地元の豊かな恵みの気配が伝わってきませんか?地産地消を支えるのはこれを食べて楽しむ私たち。SAのレストランでその土地ならではの味が手軽に楽しめるようになったことは素敵なこと。地域色豊かな実力派メニューが揃い、審査も楽しいものでした。味気ないSAはもう昔のことになったようです。各地で本物の地産地消の動きが動き始めました。メニューコンテスト

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