白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操の「へぇ~!」な雑学

第29話 カエデとモミジ

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長かった今年の夏もようやく衰え、急速に秋に気配に包まれるようになってきたね。そろそろ、紅葉狩りの計画をたてている人もいるんだろうね。
さてそこで、今回は紅葉といえば代表的なカエデとモミジについてのお話を一席。ハウチワカエデ、イタヤカエデ、トウカエデ、等々、イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジ等々、○○カエデと名のつく物と○○モミジと名のつく物があるんだけど、お互いがよく似通っているよね。じゃあ、カエデとモミジはどこで見分けるの? どこが違うの? っていうみんなの疑問は、古くて新しい問題なんだな。 続きを読む…

第28話 柿渋の不思議

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これは美味そうだと思い、かぶりついた途端、口中にへばり付くような渋みに顔がゆがんでしまう。こんな経験のある人は、それ相応にお年を召した方くらいだろうか? というのも、悲しいかな最近の若い人は柿そのものを食べなくなっているようだね。
さて、柿には甘柿と渋柿があることは、このコラムを楽しみにしてくれるみんななら当たり前のことだよね。しかも、渋柿の持つ渋みという物は、タンニンという化学物質だってことも知っているよね。じゃあ、渋柿を食べるときに、みんながやっている渋抜きとは、渋みの張本人であるタンニンをどうすることか知っている人はいるかな?ここまでくると、知っている人は急に少なくなってくるよね。じゃあ、説明してみようか。 続きを読む…

第27話 彼岸花

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秋の彼岸になると決まって田園地帯に咲き乱れる、その名もずばりヒガンバナ(彼岸花)。黄金色に項垂れた稲穂と深紅のヒガンバナのコントラストがすばらしく、日本の原風景としてみんなの脳裏に刷り込まれているよね・・・・・、 続きを読む…